春原 剛 著 | 新潮社(新潮新書) | 239p | 760円(税別)

1.政治家ヒラリーの政策と信条
2.ヒラリーの半生
3.ヒラリー、アジアに旋回す
4.ヒラリーと日本

2017年から4年間の米国、ひいては米国が主導する世界のリーダーを決める大統領選挙が、2016年11月に行われる。二大政党制のもと、民主党ではヒラリー・クリントン氏、共和党ではドナルド・トランプ氏がそれぞれ指名候補となっている。ヒラリー氏は元米大統領のビル・クリントン氏の妻であり、2008年の大統領選においては民主党指名候補争いにてバラク・オバマ現大統領に敗れるも、オバマ政権では国務長官を務めた。今回の選挙で同氏が当選の暁には、米国初の女性大統領が誕生する。本書は、著者が2014年6月、まだ大統領選に出馬するかどうかが取りざたされていた頃にニューヨークでヒラリー氏にインタビューした内容を中心に、同氏の掲げる外交や経済政策、思想、生い立ちなどを多方面から解説。可能性の高い2017年からの世界情勢をも占える内容となっている。著者は日本経済新聞社編集局長付編集委員。

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