橘木 俊詔 著 | 祥伝社(祥伝社新書) | 272p | 820円(税別)

1.東大・京大の歴史
2.研究で生きる京大と、官僚などのエリートを生む東大
3.戦後の発展
4.卒業生の進路
5.研究実績と卒業生から評価する

【要旨】東京大学と京都大学は、明治時代に創立されて以来、日本の研究・教育・人材輩出などに多大な貢献をし、日本のアカデミズムのトップ2として君臨してきた。しかし、最近では英国の教育誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の世界大学ランキングでアジア各国の大学の後塵を拝するなど、国際的な評価が下がる傾向にある。本書では、日本の大学の水準を上げるためには、今の時代に合った両大学の変革が必要であると指摘。東大と京大それぞれの創立経緯、現在までの歴史を振り返りつつ、なぜ日本を代表する大学になり得たのか、その位置を保持し続けている理由と現状を明らかにしている。著者は京都大学名誉教授で、日本の大学教育に関する著書を数多く手がけている。

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