エイミー・E・ハーマン 著 | 岡本 由香子 訳 | 早川書房 | 368p | 2,500円(税別)

1.観察
2.分析
3.伝達
4.応用

【要旨】「観察」は、思考や推測、判断、コミュニケーションの基盤となる。物事の特徴や特性を正確に把握することができなければ、誤った判断により重大な結果を招くこともある。ビジネスや日常生活のさまざまな場面で観察力は大きな武器になりうる。本書では、絵画をはじめとするアート作品を見ることで観察力を磨き、情報収集をして判断やコミュニケーションに結びつける方法を説く。先入観をもたずにアート作品に何が描かれているか、表現されているものは何か、などを細部にわたり時間をかけて観察するというものだ。美術史家で弁護士でもある著者は、自身が開発したこのメソッドを「知覚の技法」と呼び、FBIやCIA、ニューヨーク市警、米軍、大手企業などでセミナーを実施。きわめて効果的な技法として高く評価されている。

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