(原題)滴滴:分享経済改変中国 | 程維/柳青/張暁峰 編 著 | 人民郵電出版社 | 284p)

1.シェアリングエコノミーはなぜ流行っているのか
2.比較:彼らはなぜシェアリングエコノミーという車に乗るのか
3.中国はなぜシェアリングエコノミーと強く結びつかなければならないのか
4.中国のシェアリングエコノミーの創造性の実践と未来
5.データが動かすシェアリングエコノミー
6.滴滴が来た!
7.滴滴曰く
8.世界最大のシェアリングエコノミープラットフォーム、滴滴はなぜ?
9.「インターネット+」のメリットと2.0への進化
10.シェアリングエコノミーのメリットは
11.シェアリングエコノミー2.0のプラットフォーム建設のための9大ポイント
12.旧来の業界がシェアリングエコノミーのバスを呼ぶ

【要旨】Uber、Airbnbなどのいわゆるシェアリングエコノミー(共有型経済)と呼ばれるサービスが世界的に普及しつつある。中国には、世界最大のシェアリングエコノミーのプラットフォームが存在する。それが「滴滴出行」だ。中国版Uberとも呼ばれる配車サービスで、利用者はスマートフォンを使って手軽に移動手段を確保できる。Uberと同じくタクシーなど運転業務を本業としない一般人の車両と運転を、それらを必要とする一般人と結びつけるのが主要なサービス内容となる。運営会社は2016年8月にUberの中国事業(人民優歩)を株式交換による合併方式で買収。Uberは中国事業から撤退するかたちとなるなど、滴滴出行は向かうところ敵なしの快進撃を続けている。本書では、経営学者の張暁峰氏らが、滴滴出行のビジネスモデルや急成長の要因を分析するとともに、中国におけるシェアリングエコノミーの現状、国家の「インターネット+(プラス)」政策について論じている。

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