ジョセフ・E・スティグリッツ 著 | 峯村 利哉 | 徳間書店 | 458p | 2,200円(税別)

日本版への特別寄稿 イギリスのEU離脱とヨーロッパの苦難
はじめに ユーロという十字架に磔にされるヨーロッパ
1.危ういユーロ
2.ユーロを構築した経済学の誤り
3.ヨーロッパのお粗末な成果
4.単一通貨が機能する条件とは?
5.不況を生み出す拡散型システム
6.不平等を拡大した欧州中央銀行
7.いかにしてトロイカ政策は、危機当事国を絞めあげて、不況へ落とし込んだか
8.失敗の上塗りをする構造改革
9.機能するユーロ圏の創設
10.円満な離婚は可能なのか?
11.“柔軟なユーロ”をつくる
12.未来へ向けて

【要旨】2016年の英国国民投票でのEU離脱派の勝利、ユーロ圏でのナショナリズムの広がり、各国の財政危機や格差・不平等、あふれる難民・移民問題など、統合をめざしてきたヨーロッパに逆風が吹き荒れている。世界経済にも大いに影響を及ぼすこうしたヨーロッパの不安定さをもたらした元凶は、共通通貨“ユーロ”であると、本書の著者、ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ氏は指摘する。ヨーロッパの政治統合が不完全なまま、ユーロによる経済統合が先行したことによる歪みが生じているというのだ。本書では、経済学の観点からユーロという制度のどこに欠陥があったのかを明らかにするとともに、これからできる改革にはどのようなものがあるかなど、ユーロ崩壊を防ぐ具体的な策を探っている。著者は2001年に「情報の経済学」を築き上げた功績によりノーベル経済学賞を受賞。クリントン政権の大統領経済諮問委員会委員長、世界銀行上級副総裁兼チーフエコノミストを歴任するなど「行動する経済学者」として知られる。

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