吉田 健一郎 著 | 日本経済新聞出版社 | 232p | 1,800円(税別)

序.世紀の誤算がもたらしたもの

1.Brexit に向けた時間軸と対EU交渉
2.EUの終わりの始まりは本当か?
3.英EU離脱の世界経済への影響
4.英金融街・シティは衰退するのか?


【要旨】2016年6月23日に英国で行われた同国のEU(欧州連合)離脱の是非を決める国民投票の結果は、世界中に衝撃を与えた。大方の予想を裏切る離脱派の勝利に、一時的とはいえ世界経済は大混乱に至った。この結果を受けて退陣したキャメロン氏に代わったメイ英首相は、2017年3月末までに離脱交渉を開始し、2019年に完了する方針を示している。本書では、Brexit(ブレグジット)と呼ばれる英国のEU離脱が世界にどのようなインパクトを与えたかを分析し、それに日本や日本企業はどのように対応すべきかを具体的に論じている。とくに、英国に進出する日本企業の行動についてアドバイスすることで、Brexitがもたらす未来像をあぶり出している。著者は、みずほ総合研究所欧米調査部上席主任エコノミスト。同研究所ロンドン事務所長も務めた英国通の研究者として知られる。

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