阿部 等 著 | 戎光祥出版 | 224p | 1,200円(税別)

1.満員電車の現状と歴史
2.満員電車をなくすための運行のイノベーション
3.満員電車をなくすための運賃のイノベーション
4.満員電車をなくすための制度のイノベーション
5.満員電車のなくなる日を目指して

【要旨】2016年8月に就任した小池百合子・東京都知事は、選挙公約の一つに「満員電車ゼロ」を掲げていた。その実現性については関係者の間で賛否の議論を呼んでいるところだが、小池知事の公約のベースとなったのが『満員電車がなくなる日』(角川SSC新書)である。本書は、2008年に出版された同書に、出版時以降の大きな変化や出来事を追記しつつ、8年間の検討や現場観察を踏まえた補足説明、工学院大学特任教授の曽根悟氏による解説などを加えた改訂版。わが国における満員電車とその対策の歴史を踏まえた上で、首都圏をはじめとする都市部の鉄道における朝夕の混雑を緩和するための具体策、イノベーションを提案している。著者は1988年にJR東日本第1期生として入社し、鉄道の実務と研究開発に17年間従事。現在は自ら創業した株式会社ライトレール代表取締役社長として交通計画のコンサルティングを行っている。

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