アンドリュー・ロウラー 著 | 熊井 ひろ美 | インターシフト | 368p | 2,400円(税別)

1.野生の原種を探して
2.神の使いの鳥
3.二本足の薬箱
4.人類の移住ルートを知る鍵
5.闘鶏の熱狂
6.女王の趣味から大流行へ
7.ニワトリの起源と進化
8.小さな王
9.癒やしの力
10.産業ビジネスへの進展
11.影の都市
12.快適で健康な環境を
13.新たな関係を築く

【要旨】ニワトリは鳥類の中でもっとも人間に親しまれてきた種と言っていいだろう。卵や肉を使った料理は世界中にあり、漢方薬をはじめ東西の医薬品の原料にもなっている。さらには「神の使い」として宗教的な象徴とされたり、闘鶏という娯楽の対象にもなった。日本でも同様で、十二支の一つとしておなじみだ。本書では、それほどまでに身近で有用な存在でありながら、ふだんその重要性が意識されることの少ないニワトリにスポットを当てている。いかに世界中に広がり人類の大切なパートナーになっていったかの歴史を辿りながら人類文明を論じ、今後ニワトリたちとどのような関係を築くべきかにも言及している。著者は「サイエンス」「ナショナル・ジオグラフィック」などの雑誌や新聞で多数の記事を執筆するライターで、「ベスト・オブ・サイエンス・アンド・ネイチャー・ライティング」賞などを受賞している。

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