東京大学先端科学技術研究センター/神﨑 亮平 編 著 | 東京大学出版会 | 256p | 2,200円(税別)

1.人がやらないことこそ面白い(西成 活裕)
2.ニーズを組み合わせて新しい価値を生み出す(森川 博之)
3.「単純化」の罠に陥らない(児玉 龍彦)
4.それぞれのリーダーシップ(馬場 靖憲)
5.差異を超えて伝えるコミュニケーション(福島 智)
6.客観視することで困難を克服する(熊谷 晋一郎)
7.個性と歴史が織りなすまちづくり(西村 幸夫)
8.誰かがやらなければならない(石北 央)
9.再生可能エネルギーの開発は学問の総合格闘技(飯田 誠)
10.すべての経験の集結としての開発(浜窪 隆雄)
11.先行研究と議論の結実(中村 泰信)

【要旨】1987年に発足した東大先端研(東京大学先端科学技術研究センター)は、「これまでの大学の殻を破るまったく新しい研究機関」として、さまざまな研究分野を横断したユニークな研究を、産学連携体制のもと推進している。現在は、材料、環境・エネルギー、情報、生物医化学、バリアフリー、社会科学という社会のニーズに対応する6カテゴリーで、基礎から応用に至る幅広い研究が行われている。本書は、同センターの広報誌「RCAST NEWS」の連載対談企画をもとにしたもの。所長の神﨑亮平教授が11人の先端研所属の研究者にインタビューし、研究内容、研究へのアプローチ・発想法、科学・技術に対する考え、社会との関わりなどについて話を聞いている。ダイジェストでは、これまでになかった学問分野「渋滞学」を提唱する西成活裕教授、自らも障害を抱えながら、障害者自身が仲間や周囲の助けを借りつつ「自分自身」を探究する「当事者研究」を推進する熊谷晋一郎准教授のインタビューを取り上げた。

SERENDIP会員でない方には新着ダイジェストが2週間分届く、無料試読がございます。お申込みはこちらから。
SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。