中西 崇文 著 | 草思社 | 192p | 1,500円(税別)

1.人間は機械の進化に気づかない
2.信頼できない人工知能は進化できない
3.人工知能の未来を描く

【要旨】3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2005年に未来学者レイ・カーツワイルが発明した「シンギュラリティ(技術的特異点)」という言葉を口にする人が多くなってきている。驚異的な進化を遂げようとしている人工知能(AI)についても同様だ。こうしたキーワードに対し、期待する反面、脅威を感じる人もいる。「シンギュラリティに達することで人間の職が機械(AI)に奪われる」「機械に人間が支配される」といった恐れだ。本書の著者は、そうしたネガティブな予想の実現可能性を一蹴する。人間と機械の、新しいかたちでの協働が可能であるとし、多種多様な人工知能同士がつながることで、かつてない高性能のAIが出現するなどの未来社会の姿を描いている。ある程度現実的で俯瞰的な人工知能論を展開する著者は、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授・主任研究員、デジタルハリウッド大学客員教授を務めるデータサイエンティストである。

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