日本経済新聞社 編 著 | 日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) | 192p | 830円(税別)

プロローグ 「余命3カ月」からの生還
1.オプジーボの衝撃
2.免疫療法のしくみ
3.現場発「オプジーボの希望」
4.「超」高額薬、オプジーボ
5.効果は高い、副作用も重い
6.過熱する開発競争、「ポストオプジーボ」は?
エピローグ がんは永遠に「不治の病」か

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

日本人の死亡原因第1位は、1981年から変わらず「がん」である。そのがんの特効薬、末期がんにさえ劇的な効果があるとして医療界に多大なインパクトを与えた新薬が、日本の小野薬品工業が米製薬大手のブリストル・マイヤーズスクイブと共同開発した「オプジーボ」だ。2014年9月に販売開始。昨年春にはその薬価の高さが問題となり、公的医療保険財政への影響を危惧した政府の方針により2017年2月から半額に引き下げられたことも話題になった。本書では、オプジーボをめぐるこれまでの経緯と現状、薬効のメカニズム、課題と今後の可能性などを、関係者への取材などをもとにリポートしている。オプジーボについては、日本経済新聞社が東京と大阪から医療担当の専門記者を集結させてプロジェクトチームを立ち上げ、2015年末から取材を始めている。本書は、その結果をまとめた日経産業新聞の長期連載「免疫革命〜がんは消えるか」を軸に再構成したものである。

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