マルク・デュガン/クリストフ・ラベ 著 | 鳥取 絹子 | 筑摩書房 | 224p | 1,500円(税別)

1.これは人類史上の大革命だ
2.テロリズムとビッグデータ
3.ビッグデータが夢見る世界
4.プラトンの予言
5.ある契約 - ビッグデータの誕生
6.ジョージ・オーウェルの『1984年』
7.モノのインターネット
8.王者たちの夕食会
9.グーグルに殺される
10.0と1の呪い
11.未来は方程式である
12.時間の支配者たち
13.完全失業時代の到来
14.ネットで買い物をし、覗き見して、遊ぶ
15.ウィズダム2.0
16.自分を取り戻す道
17.すべてがウェブの捕虜になる

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

インターネットやビッグデータなど最新のデジタル技術は、ビジネスや私たちの生活の利便性を格段に高めた。だがその反面、プライバシーの漏えいなど看過できないリスクがあることに、うすうす気づいている人も少なくないだろう。フランスでベストセラーとなった本書では、今や世界トップクラスの大企業となったグーグルやアップル、アマゾンといったテクノロジー系の企業を「ビッグデータ企業」と呼び、私たちのすべてを把握、監視、コントロールしようとしていると指摘。さらには人の生死(寿命)を左右するとともに、民主主義や国家の存在を否定して世界中の人々を支配下に置こうとしている疑いがあると警鐘を鳴らす。主著者のマルク・デュガン氏はフランスで小説家、ジャーナリスト、映像監督、シナリオ作家などマルチに活躍。クリストフ・ラベ氏はフランスの一般誌「ル・ポワン」のジャーナリストである。

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