万 建華 著 | NTTデータ金融事業推進部 | 東洋経済新報社 | 312p | 2,800円(税別)

1.金融の変遷
2.恐竜は死なず
3.証券会社の羽化
4.決済は天下に通ず
5.通貨再生
6.勝者総取り「勝者はすべてを勝ち取る」
7.未来の道

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

スマートフォンやPCでの決済やネットバンキングを多くの人が当たり前のように使う時代になり、IT・インターネットの金融分野での活用を意味する「フィンテック」という用語も一般的になってきた。独自の急速なITの発展を続ける中国にも、こうした旋風は巻き起こっている。とくに近年は個人のインターネット金融の利用者が急増、滞納者が続出するなど社会問題にもなっているようだ。本書では、中国金融業界のオピニオンリーダーとされる著者が、近年の金融デジタル化の潮流と具体的な動きを概観し、その裏にあるロジックを読み解く。既存の金融機関の電子化、IT企業の金融分野への進出の両面から分析するとともに、ビッグデータ、モバイルなどがキーになるであろう金融の未来像を描いている。著者は現在「証通」董事長、上海インターネット金融協会会長。銀聯の初代総裁として中国の決済インフラ構築、銀聯カードの事業化・国際化をリードし、「中国のVISAの父」と呼ばれる。

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