『人口減少時代の農業と食』
窪田 新之助/山口 亮子 著 | 筑摩書房(ちくま新書) | 304p | 1,012円(税込)


1.データで見る農と食のいまとこれから
2.危機にある物流
3.待ったなしの農業関連施設の再整備
4.大規模化への備え
5.外国人、都市住民からロボットまで
6.消費者が迫る変化、日本文化を世界へ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

人口減少は人手不足、国内需要減といったかたちで、あらゆる産業に打撃を与えつつある。
日本人の「食」を支える農業も、もちろん例外ではない。以前から課題の深刻な担い手や後継者の不足に加え、物流におけるドライバーなどの労働力不足が重なり、せっかくの生産物が需要地に行き渡らなくなる懸念があるという。

本書では、人口減少をはじめとするさまざまな苦難が襲いかかる、農業や食をめぐる現状をリポート。そして、ピンチを変革のチャンスに変えるべく奮闘する現場の事例を取材し紹介している。
物流業界では、「2024年問題」として恐れられる問題がある。改正労働基準法による年間の時間外労働時間が2024年4月1日以降に規制されることで、ドライバーの稼働時間が少なくなる。この問題が、農産物の輸送に大きな影響を及ぼす可能性が高い。

著者の窪田新之助氏は農業ジャーナリストで、日本農業新聞記者を経てフリー。山口亮子氏は時事通信記者を経てフリージャーナリスト。企画編集やコンサルティングを手掛ける株式会社ウロ代表取締役を務める。


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