『揺れ動く「中ロ関係」の歴史』
-4世紀にわたる衝突と協調の「振り子」の行方
China and Russia: Four Centuries of Conflict and Concord
Philip Snow 著 | Yale University Press | 624p


1.衝突する世界
2.大いなる均衡
3.帝政至上主義
4.思想の海の灯台
5.戦略こそが王
6.反乱
7.対決
8.均衡は回復したか?


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

中国とロシアは、それぞれ世界最多人口(本書発刊時点)、世界最大面積の国であり、陸地に長い国境を接する大国同士として、長きにわたり微妙な関係を維持してきた。
国境問題を抱えつつも、軍事協力を密にするなど、衝突と協調の間を揺れ動いてきた中ロ関係は、世界情勢を背景に今後どのように変わっていくのだろうか。

米国で発刊された未邦訳の本書では、中国とロシアの関係性の歴史を17世紀までさかのぼり、その変遷を分析。政治・経済面で定期的に共通の見解を共有しパートナーシップを築いてきたものの、本質的には政治も文化も大きく異なる両国の、断続的で時には不安定でさえある同盟関係を解説している。
ダイジェストでは、中華人民共和国建国以降、文化大革命、ソ連崩壊など激動の歴史の中での中ロ関係史を取り上げた。

著者のフィリップ・スノー氏は、中国の国際関係の英国人専門家であり、中国分析に関する複数の著書がある。1960年代からロシアと中国を広く旅し、1994年から香港在住。


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