『コンテクスト・マネジメント』
-個を活かし、経営の質を高める
野田 智義 著 | 光文社 | 424p | 3,520円(税込)


序.経営の質と組織能力
1.競争優位は組織プロセスから生まれる
2.組織による意思決定と行動のメカニズム
3.組織能力はいかにして形成されるか
4.組織の成長と経営のジレンマ
5.企業と経営者が直面する経営の課題
6.組織優位から経営者優位へ
7.ポスト産業資本主義へのパラダイムシフト
8.21世紀型組織の経営


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

経営学の領域では、近年はDAO(分散型自律組織)といった組織形態や、イノベーションのための戦略論などが注目されることが多い。
その一方で既存のトップ、ミドルといった階層を有する垂直型の組織においても、意思決定や行動の「プロセス」に着目することで、より良い経営を目指せるマネジメント理論がある。

本書では、過去50年間の欧米組織戦略論の知見を「コンテクスト・マネジメント」を切り口に統合、体系的に解説。著者が理事長・学長を務める大学院大学至善館における講義の形式をとりながら、人と組織の力を最大限に発揮するために「経営者リーダー」がなすべきことを、「コンテクスト」「プロセス」といったキーワードで論じている。
コンテクスト・マネジメントとは、ハーバード・ビジネススクールのジョセフ・バウワーが提唱した、組織の意思決定プロセスを概念化した理論である。

著者は大学院大学至善館理事長・学長、特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL)創設者。日本興業銀行、ロンドン大学ビジネススクール助教授、インシアード経営大学院助教授を経て2001年に独自の教育機関ISLを、2018年にISLを母体に至善館を開校した。


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