『タイパの経済学』
廣瀬 涼 著 | 幻冬舎(幻冬舎新書) | 232p | 1,056円(税込)


1.タイパの正体
2.「消費」されるコンテンツ
3.Z世代の「欲望」を読み解く
4.タイパ化するマーケット
5.タイパ追求の果てに


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「タイパ」という言葉を耳にする機会が多くなった。「若者言葉」の一つと認識している人も多いだろう。ネットで配信された映画やドラマを倍速で、あるいは「ファスト映画」と呼ばれる違法アップロードの要約版を視聴したりする人が目立つようだ。
タイパが重視される風潮の背景には何があるのだろうか。

本書では、タイムパフォーマンス(時間対効果)を略した造語である「タイパ」に焦点をあて、それを追求するメディア視聴や消費行動の理由、背景にある意識変化などについて、消費文化論の視点から考察している。
タイパの性質の一つに「手間をかけずに○○の状態になる」があり、例えば「オタク」とみなされるためにタイパを追求するケースもあるという。

著者はニッセイ基礎研究所生活研究部研究員。大学院博士課程を経て2019年ニッセイ基礎研究所に入社。10年以上にわたってオタクの消費欲求の源泉を研究している。


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