『「ラベル」と「食べる」 米国の食品規制の歴史』
From Label to Table: Regulating Food in America in the Information Age
Xaq Frohlich 著 | University of California Press | 312p


序 情報時代の食品と権力
1.標準の時代
2.門番と隠れた説得者
3.栄養失調それとも情報失調
4.市場の出番
5.政府のお墨付き
6.生活スタイルをラベルする
結び 食品政策への情報の出番


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

スーパーなどで食品を購入する際に、商品に貼られたラベル上の成分表示をチェックする人も多いのではないか。
ラベルには健康に直結する重要な栄養情報が記されているが、その表示形態やルールは国ごとの文化や考え方を色濃く反映している。では、個人の選択の自由を尊ぶ傾向のある米国ではどうなのだろうか。

米国で刊行された未邦訳の本書では、米国において米国食品医薬品局(FDA)が主導して成分表示などの食品ラベルを発展させてきた歴史を概観しつつ、ラベルが与える、産業や消費者行動へのさまざまな影響を考察している。
さらに、食品のみならず、国家規制の在り方やそれに関与する様々な利害関係者とその動き、さらに国民意識の変化についても示唆を残している。

著者のザック・フローリッヒは、オーバーン大学助教授。科学、法律と市場が交差する食品とリスクに関する研究に従事している。


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