『インドネシアのメディア王 ヤコブ・オエタマのジャーナリズム』
Syukur Tiada Akhir: Jejak Langkah Jakob Oetama (Edisi Revisi)
St. Sularto 著 | Penerbit Buku Kompas | 478p


序 ヤコブ・オエタマの80年
1.3つの転機
2.「初心者」から「旗上げ人」へ
3.コンパス・グラメディアの経営
4.写真の中の記憶
5.必要不可欠なデジタルメディア
6.偉大な思想への関心
7.統一インドネシアの前進
8.尽きせぬ感謝
9.思い出


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

50万部発行のインドネシア最大手日刊紙「コンパス(Kompas)」。2025年に創刊60周年を迎える同紙は、政情不安な時代を経て経済成長を遂げたインドネシアの健全なジャーナリズムの柱となってきた。
同誌の創刊者の一人で、一大メディアグループKompas Gramedia Groupの礎を築いた人物が、ヤコブ・オエタマである。

初版が2011年(改訂版は2015年)にインドネシアで刊行された未邦訳の本書は、メディア王、ヤコブ・オエタマの生涯を、本人へのインタビューを通して辿る。ジャーナリズムに目覚め記者の道を進む青年期の姿や、スハルト政権からの圧力で廃刊に追い込まれそうになった際の葛藤と決断などのターニングポイントが語られる。
彼のとり続けた姿勢からは、どんな環境においても毅然とした言論を維持するジャーナリズム本来のあり方を感じ取ることができる。

著者のスタニスラウス・コストカ・スラルト氏は、1951年生まれ。1977年2月からコンパス記者。同紙で文化デスク、オピニオンデスク、編集長代理、副編集長などを務めた。


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