『不屈の魂 アフリカとサッカー』
アルベルト・エジョゴ=ウォノ 著 | 江間 慎一郎/山路 琢也 訳 | 東洋館出版社 | 320p | 2,310円(税込)


PRÓLOGO フレデリック・カヌーテより
INTRODUCCIÓN 不屈の精神を解き放つ
1 南アフリカ マンデラ、木を揺らす者
2 エジプト アラブの春がこだまする
3 ザンビア アフリカのサッカーには記憶力がある
4 マリ セイドゥ・ケイタ、平和のために
5 ナイジェリア “スーパーイーグルス”は天高く舞う
6 トーゴ 血と石油
7 カメルーン ライオンの本能
8 アルジェリア サッカーか宗教か?
9 南スーダン 末っ子国家
10 コートジボワール ゴールはもっと多く、武器はもっと少なく
11 コンゴ民主共和国 政権のプロパガンダとしてのサッカー
12 赤道ギニア サッカーとエボラとヘリコプター
13 南アフリカ 倒れた英雄、センゾ・メイワ
14 セネガル 閉じない輪
EPÍLOGO 成功の根源はアフリカにあり
解説 アフリカでの過酷な体験(中町 公祐)


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

サッカー強豪国といえば、ブラジルやアルゼンチンなどの南米、イタリア、ドイツといった欧州チームの名が挙げられることが多い。だが、カメルーン、ガーナ、コートジボワールなどのアフリカ勢も忘れてはならない。
苦難の歴史を背負うアフリカでは、サッカーが単なるスポーツ以上の存在だという。

本書では、アフリカ諸国の政治や社会、文化とサッカーの深き関わりを、14カ国のエピソードにより描き出す。内戦や宗教テロ、独裁政治、ファンの暴動など争いや暴力に取り囲まれたアフリカサッカーだが、その民衆の心を一つにするパワーは、はかり知れない影響力を持っているようだ。
アフリカの強豪国の一つで、CAN(アフリカネーションズカップ)2023覇者でもあるコートジボワールにも本書では触れられており、かつて代表選手として活躍した伝説のストライカー、ディディエ・ドログバは、現実に起きている内戦を停める役割を果たしたという。

著者は、スペインのバルセロナ出身の元サッカー選手。2003年トップチームデビュー、同年、父親の母国である赤道ギニアの代表にも選ばれる。2014年に引退、現在は、DAZN、RadioMarcaの試合解説者などを務める。


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