『訂正する力』
東 浩紀 著 | 朝日新聞出版(朝日新書) | 248p | 935円(税込)


1.なぜ「訂正する力」は必要か
2.「じつは……だった」のダイナミズム
3.親密な公共圏をつくる
4.「喧騒のある国」を取り戻す


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ネット上などで「論破」がブームになったり、過去の問題行動や、意見や態度のぶれを一斉に叩くなど、健全で前向きな議論がしづらい風潮が出ている。
そうした問題の原因として、批評家の東浩紀氏が主張するのが「訂正する力」の不足だ。過去をリセットするのではなく「現在と過去をつなぎなおす力」だという。

本書では、日本で「訂正する力」が不足し歪みが生じている現状を批判的に考察しながら、過去を見つめなおし、柔軟かつ前向きに捉えて未来への変化につなげる考え方と方法論を展開。
真実を直視しつつも「じつは……だった」と再解釈するダイナミズムを発揮し、議論につなげることこそが持続可能な社会をつくるのに必要と説いている。

著者は1971年生まれの批評家で株式会社ゲンロン創業者。サントリー学芸賞を受賞した『存在論的、郵便的』(新潮社)、毎日出版文化賞受賞の『観光客の哲学』(ゲンロン)など著書多数。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2023年12月7日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら