松井 孝嘉 著 | 祥伝社(祥伝社新書) | 184p | 780円(税別)

1.スマホがもたらす健康被害
2.その症状、「スマホ首こり病」かもしれません!
3.首を治せば「うつ」は治る
4.「幸せ神経」副交感神経を高めよう
5.論より証拠! 首を治して人生を変えた患者さんたち

【要旨】今や街角や電車の中などで、使用しているのを見かけない日はないスマートフォン(スマホ)。利便性は高いものの、歩行中のスマホの使用が通行の邪魔になったり、事故の原因になるなどの弊害も指摘されている。本書では、スマホの長時間使用が重大な健康被害につながることを指摘、脳神経外科医の立場から警鐘を鳴らしている。すなわち、スマホの画面に集中するときの前傾姿勢が首の筋肉を痛め、著者が発見、命名した「首こり病」を招く。そしてそれが頭痛、めまい、胃痛などの諸症状の発現と重症化、はては「うつ」を発症することもあるという。本書では、首こり病発症のメカニズム、各症状の詳細、対処法などが詳細に述べられている。著者は東京脳神経センター理事長。「首の研究」の第一人者として研究と診療に携わるほか、米国で世界初の全身CTスキャナの開発に関わり日本に普及させたことでも知られている。

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