(原題)PINPOINT : How GPS Is Changing Technology, Culture and Our Minds | Greg Milner 著 | W. W. Norton & Company | 336p

1.トゥパイアは家に帰る
2.いつ、どこ?
3.グローバルリーチ、グローバルパワー
4.完璧に砂糖大根を配置する
5.GPSが死を招く
6.スズメバチの巣
7.トラッキングでより良い人生を
8.ミッドアイスからの帰還
9.つなぎ合わせる
エピローグ 帰る方角

【要旨】カーナビやスマートフォンの普及に伴い、GPS(全地球測位システム)は私たちにとって身近な存在になっている。もとは米軍により冷戦時に軍事目的で開発された技術だが、今では精度が向上し、航空機の管制システムや農業、科学研究などに幅広く用いられている。社会を大きく変革した偉大な発明の一つとみていいだろう。本書は、GPS開発の歴史を紐解くとともに、この技術がどれだけ人々の生活を便利に、かつ効率的にしてきたかを具体事例を挙げながら紹介する。また同時に、GPSへの過度の依存のリスク、システムとしての脆弱性にも触れ、この画期的な技術の功罪両面を明らかにしている。著者は、「Wired」誌、「Slate」誌など多くのメディアにテクノロジー分野の記事を寄稿している。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。

SERENDIP会員でない方には新着ダイジェストが2週間分届く、無料試読がございます。お申込みはこちらから。