竹田 忍 著 | 日本経済新聞出版社 | 232p | 1,700円(税別)

1.始まりは電気自動車
2.商機はバッテリーにあり
3.燃えない蓄電池の開発史
4.リチウムイオン電池の攻防
5.遅咲きのアントレプレナー
6.バッテリーに託す夢

【要旨】3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

環境・エネルギー問題の観点から、電気自動車(EV)の需要が高まりつつある。EVに欠かせないのが蓄電池だ。再生可能エネルギーの出力を安定させるのにも、蓄電池が役立つ。しかし、サムスン電子のスマートフォンの発火・発煙による製造中止などを見てもわかるように、現在広く使われているリチウムイオン電池は安全性に課題を抱えている。その課題に挑み、難燃性の電解液を用いて簡単には発火しないリチウムイオン電池の開発に成功したのが、2006年創業のベンチャー、エリーパワー株式会社だ。本書では、同社を69歳で創業した、元住友銀行副頭取の吉田博一氏による挑戦の軌跡を追っている。その成功は、電池の素人ながら、元バンカーの経験知を生かした大胆な発想と情熱の賜物だった。著者は日本経済新聞編集委員。

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