M・E・トーマス 著 | 高橋 祥友 | 金剛出版 | 360p | 2,800円(税別)

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冷酷で残忍な犯罪者、あるいは虚言癖や詐欺的行為で他者に迷惑をかける人物を心理学用語で「サイコパス(精神病質者)」と呼ぶことがある。映画や文学作品で馴染みのある人も多いだろう。最近では、それとほぼ同義で用いられる「ソシオパス(社会病質者、反社会的人格)」という用語も話題になっているようだ。自己中心的で人間味を欠き、しばしば周囲の人とトラブルを起こしやすいソシオパスは、世界で5000万人はいるといわれている。英国、アイルランド、米国でベストセラーとなった本書では、ソシオパスと診断された女性弁護士が自らの性格や心理、行動、ものの考え方、生い立ちなどを正直に、赤裸々に語る。ソシオパスをめぐるオンラインのコミュニティ構築をめざすブログサイト「SociopathWorld.com」を主宰する著者は本書で、われわれの身近にも潜むソシオパス、またわれわれ自身の中にも存在するであろうソシオパスの要素について、その真実とどのように対応すべきかを明らかにしている。

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