佐藤 文昭 著 | 朝日新聞出版 | 256p | 1,500円(税別)

1.日本に製造業を残す方法
2.日本の電機メーカー連敗の構図
3.世界と戦える企業を生んだ業界再編
4.日本企業を襲う「破壊的イノベーション」
5.日本企業に突きつけられた課題

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

かつてその高い技術力に裏打ちされた国際競争力で、自動車産業とともに栄華を誇った日本の電機産業。今や存亡の危機に陥っている大手企業の名前を出すまでもなく低迷し、衰退の一途をたどっているようにも見える。どこに誤りがあったのか。本書では、危機的な現状とそこに至るまでの構造的な変化、低迷した理由などを広く分析。著者がアドバイザーとして設立を主導した、日立・東芝・ソニーの液晶ディスプレイ事業統合による新会社「ジャパンディスプレイ」の事例を引きながら、これまでの「失敗」を教訓に、今後日本の電機産業ならではの強みを生かして復活する方策を提言している。著者は、2009年に共同創業した株式会社産業創成アドバイザリーで代表取締役を務める。日本ビクターでビデオの研究開発に従事した後に証券アナリストに転じ、ドイツ証券などで活躍した異色の経歴を持つ。

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