(原題)Industrie 4.0 grenzenlos | Ulrich Sendler 著 | Springer Verlag | 270p

1.序論
2.基礎
3.主要な技術
4.ドイツでの取り組み
5.アメリカ合衆国
6.中国の再興
7.「中国製造2025」と「インダストリー4.0」
8.効率工場4.0、ダルムシュタット
9.産業インターネット
10.インダストリー4.0
11.モノとサービスと人のインターネット
12.立地のチャンスを活かす
13.IoTが開くネットワーク化経済への道
14.デジタル企業の出現
15.産業接続性および産業分析、未来の工場の主要構成要素

【要旨】3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

ドイツを震源として、世界の産業や私たち一人ひとりの生活に大きな変革をもたらすかもしれないうねりが起きている。「インダストリー4.0(第4次産業革命)」だ。インターネット、AI(人工知能)、センサー、クラウドなどの先端技術により、機器同士が情報交換し自ら制御することによって正確で効率的な生産を実現するシステム構築と技術開発を指す。ドイツでは「インダストリー4.0プラットフォーム」が設立され、官民一体で推進。米国でも企業連携の「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム」が動き出している。さらにはドイツの協力のもと中国政府は「中国製造2025」を打ち出す。2013年8月にドイツで刊行された『Indutrie 4.0』の増補改訂版である本書では、ドイツをはじめ、米国、中国などの最新の動きを詳細にリポートしながら、今後の展開を占っている。編著者は産業ソフトウエア関連の技術専門家としての著作も多いフリージャーナリスト。なお、シャープを買収した鴻海精密工業会長・郭台銘(テリー・ゴウ)氏は同社の2016年1月の社内報で本書(2013年刊行の初版)を愛読書の一冊に挙げていた。

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