奈須 正裕 著 | 東洋館出版社 | 216p | 1,850円(税別)

1.子供の視点に立って教育課程を編む
2.資質・能力を基盤とした教育
3.知識基盤社会と社会に開かれた教育課程
4.各教科等の特質に応じた「見方・考え方」
5.主体的・対話的で深い学びの実現

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2017年3月31日、文部科学省より新しい学習指導要領が告示された。幼稚園から高等学校まですべての学校種に適用されるもので、小学校では2020年度、中学校では2021年度から全面実施される。戦後9度目となる今回の改訂だが、教育の基盤を「資質・能力」に置くという点で、根本的な考え方をシフトする大きな改革であり、関係者の間では「日本の教育が大きく変わる」として注目を集めている。本書では、今回の改訂作業に参加し重要な役割を担った著者が、改訂の背景にある「コンピテンシー・ベイスの教育」理論について、過去の研究や実践事例を交えながら詳細に解説。将来の日本、そして世界を担う子供たちがこれからどんな教育を受け、どのような能力を身に付けるのかをうかがい知れる内容となっている。著者は、国立教育研究所教育方法研究室長などを経て、現在は上智大学総合人間科学部教育学科教授。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。