藤田 元信 著 | クロスメディア・パブリッシング | 336p | 1,680円(税別)

序.戦略と技術について
1.戦略の「常識」はいつも「技術」によってくつがえされてきた
2.新技術の強みを生かし、既存戦略をくつがえす
3.既存技術の新たな使いみちを見つけ、既存戦略をくつがえす
4.既存戦略をくつがえす技術を生み出した技術者と組織
5.戦争が生み育てた技術の「その後」

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

19世紀以降の戦争は、兵器の破壊力、すなわち兵器に使われている技術の優劣が勝敗を決める大きな要因になっているようだ。したがって戦時において戦略を立てる将は、兵器の技術を十分に理解し、使いこなせなくてはならない。技術の進歩・改良、新しい技術の登場、あるいは状況に応じた技術の選択によって、それまで常道とされてきた戦略がくつがえされることもある。そしてそれは現代のビジネスにおける戦略においても同じといえる。本書では、過去の戦争の流れを変えた著名な戦い、兵器開発のエピソードなどを取り上げ、戦略と技術がどのように関わってきたか、現代のビジネスにどのように応用できるかを明らかにしている。著者は2006年に防衛省技術研究本部に研究職技官として採用され、現在は防衛装備庁技術戦略部に勤務している。

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