澤田 克己 著 | 祥伝社 | 272p | 1,500円(税別)

1.文在寅とは何者か
2.朴槿恵が弾劾された理由
3.なぜ、韓国大統領は不幸な末路をたどるのか
4.もはや「北」は脅威ではない
5.「反日」の実態とは
6.「脱日」した韓国
7.慰安婦問題のゆくえ
8.米中の間で苦悩する韓国
9.なぜ、韓国の裁判所は理解不能な判決を出すのか
10.新大統領を苦しめる社会分断
11.財閥へのあこがれと敵意
12.韓国の見せる現実主義の顔

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2017年5月9日、韓国では朴槿恵(パククネ)前大統領の弾劾・罷免に伴う大統領選挙が行われ、進歩派(革新)政党・共に民主党代表の文在寅(ムンジェイン)氏が勝利、翌10日に第19代大韓民国大統領に就任した。朴槿恵氏の不祥事によるきわめて急な政権交代だったこともあり、日本では文新大統領の人となりや政治信条について詳しく知る人は少ないのではないだろうか。ただ、盧武鉉(ノムヒョン)元大統領の側近だったことなどから「反日・反米・親北」というイメージが一人歩きしているきらいがある。本書では、これまで日本とほとんど接点を持たないまま韓国大統領となった文在寅氏の実像に迫っている。どんな生い立ちでどのように政治の道に入ったのか、盧武鉉氏との関係、本当に「反日」なのか、などの疑問に答えながら、日韓関係のこれまでの経緯と今後についても触れている。著者は毎日新聞論説委員で前ソウル支局長。

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