秋元 雄史 著 | 講談社(講談社+α新書) | 192p | 860円(税別)

1.金沢21世紀美術館の嫌われぶりにおどろく
2.伝統と現代のバトルにおどろく
3.工芸の過激さにおどろく
4.城下町のプライドにおどろく
5.金沢人のかっこよさにおどろく
6.金沢を目指す若い才能におどろく
7.私が好きな金沢のまち

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。2015年3月、北陸新幹線が金沢まで開通し、いわゆる“金沢フィーバー”に地元のみならず日本中が沸いたのは、記憶に新しい。その年、JR金沢駅周辺の住宅地の基準地価上昇率は全国トップになり、人口約46万人の金沢市に1年間で800万人が観光客として訪れた。その勢いは2017年もさほど衰えていないという。本書の著者、秋元雄史氏は金沢出身ではないが、2004年にオープンし、今では金沢の代表的観光スポットの一つとなった「金沢21世紀美術館」の館長を2007年から約10年務めた美術評論家である。本書では、同氏が10年金沢で暮らし、仕事をした体験の中で感じた「金沢らしさ」の正体を解き明かす。金沢21世紀美術館での挑戦の経緯、および伝統と「新しさ」が見事に調和する国際文化都市の魅力を余すところなく語りつくしている。著者は現在、金沢21世紀美術館特任館長と、東京藝術大学大学美術館館長・教授を兼務している。

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