白河 桃子 著 | PHP研究所(PHP新書) | 272p | 880円(税別)

序.働き方改革の何が問題なのか
1.働き方改革はどうすれば成功するのか
2.先端事例に「働き方改革」の実際を学ぶ
3.現場から働き方をこう変える!
4.なぜ「実力主義」の職場はこれから破綻するのか
5.「女性に優しい働き方」は失敗する運命にある
6.社会課題としての長時間労働
7.実録・残業上限の衝撃
  「働き方改革実現会議」で目にした上限規制までの道のり

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「働き方改革ブーム」と呼んでもいいような状況の中、各企業では、単純に「早く帰れ」と言うだけ、各社員の業務の効率化に向けて尻を叩くだけ、といった「見せかけだけの働き方改革」も散見される。また、どこから手をつけていいかわからず困惑する経営者もいるだろう。政府の「働き方改革実現会議」で有識者議員を務めた著者は本書で、働き方改革は「会社の魅力化プロジェクト」であるとし、生産性向上はもちろん、人材不足解消、イノベーション創出、労働環境の改善など、総体的な職場改革、経営改革の機会にすべきとしている。本書では、働き方改革実現会議での経験、先進企業やその経営者たちへの取材などを踏まえ、具体的事例やデータを豊富に紹介しながら、新しい働き方の理論とノウハウを徹底解説している。著者は相模女子大学客員教授で、少子化ジャーナリスト、作家として活躍。住友商事、外資系金融などを経て著述業に入り、山田昌弘氏との共著『婚活時代』(ディスカヴァー携書)で婚活ブームを巻き起こした。

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