ぺーター・ヴォールレーベン 著 | 長谷川 圭 | 早川書房 | 263p | 1,600円(税別)

1.友情
2.木の言葉
3.社会福祉
4.愛の営み
5.木の宝くじ
6.ゆっくり、ゆったり
7.木の作法
8.木の学校
9.力を合わせて
10.謎めいた水輸送
11.年をとるのは恥ずかしい?
12.ナラはひ弱?
13.スペシャリスト
14.木なの? 木じゃないの?
他、全36項目

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

昨今の異常気象は、都市化に伴う森林の減少に原因があるという説がある。森林の樹木たちは互いにつながり助け合い、寄生する菌類や棲息する昆虫、動物とともに、絶妙なバランスを保ちながらコミュニティを形成している。植物にも記憶や感覚があり、子どもの“教育”を行ったりもする。本書では、そんな森林と樹木の性質や、コミュニティのメカニズムなどの知識と知恵を、ドイツで長年森林の管理をしてきた著者が伝える。人間の自然との対話、環境保全、社会のあり方などについて重要な示唆を与える本書はドイツで大ベストセラーとなり、米国でもニューヨーク・タイムズで絶賛され、ベストセラーとなった。ドイツ人である著者は、20年以上ラインラント=プファルツ州営林署で働いた後、フリーランスで森林管理を続けている。

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