朱 寧 著 | 森山 文那生 訳 | 日本経済新聞出版社 | 376p | 3,000円(税別)

1.無傷のデフォルト
2.破綻はひとつの選択肢(中国のシャドーバンキング問題)
3.損失を出せない住宅購入者
4.中国証券監督管理委員会への陳情
5.オルタナティブ金融イノベーション
6.成長エンジンの裏側 -深刻な低迷
7.あり余る生産能力
8.フォーチュン500社から真に国際競争力のある企業へ
9.すべての信用の源泉 -デフォルトとは無縁の政府
10.まじない師の統計
11.保証された破綻? 暗黙の保証、海外の教訓
12.潮が引いたとき -改革をどう進めるか

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

減速が見られるとはいえ、驚異的なスピードで世界第2位の経済大国にまで上りつめた中国の経済はいまだ命脈を保っているようにみえる。なぜ、急速な成長に伴うバブルがなかなかつぶれないのか。本書では、独特なシャドーバンキングシステム(※通常の銀行以外の信託会社などによる金融仲介業務)の伸長、急成長に伴う「過剰生産」の実態を明らかにしつつ、その理由を、政府による制度上、政策上の「暗黙の保証」であると分析している。経済成長を第一義とする中国政府がバブルの形成・維持を直接的および間接的に保証する仕組みがあるという。しかし著者は、強靱なバブルはいまや、中国にとっては「時限爆弾」のようなものであり、いずれは崩壊せざるを得ないとし、抜本的な改革が必要だと主張とする。それは、市場を重視し、政府による保証を見直すことと、投資依存から脱した新たな成長モデルの模索であるとしている。著者は、上海交通大学上海高級金融学院副院長、イェール大学国際金融センター・ファカルティ・フェローなどを務める気鋭の中国人経営学者。

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