原題:SolitudeMichael Harris 著 | Doubleday Canada | 272p

1.「ひとり」の時間の使い方
2.ひらめきは突然に
3.私は誰?
4.他者を知る

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

現代は、なかなか「ひとり」になれない時代とは言えないだろうか。インターネット、SNSによって、ほとんどの時間、誰かとつながっている状態にあるという人があまりにも多い。「つながり」は協働、連帯、共創、集団的知性を生む効用があるのは確かだ。だが一方で、「ひとり」だからこそ生み出せるものがある。自分自身の内面や人間関係を見つめなおしたり、「ぼんやり」することで創造性を発揮したりできる。本書では、そんな「ひとり」のメリット、「ひとり」を妨害するもの(テクノロジーなど)とその悪影響について、脳科学や心理学の研究成果などをもとに探っている。著者は「ワシントンポスト」「ワイヤード」などで執筆するカナダバンクーバー在住のジャーナリスト。初の著書『オンライン・バカ―常時接続の世界がわたしたちにしていること』(邦訳、青土社)は、カナダで最も歴史と権威あるカナダ総督文学賞のノンフィクション部門で受賞した。

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