田中 輝美 著 | 木楽舎 | 256p | 1,400円(税別)

1.いまなぜ関係人口なのか
2.関係人口ってなんだろう?
3.関係案内所 しまコトアカデミー
4.メイン講師 指出一正さん ソトコト編集長が関わるワケ
5.企画運営 藤原啓さん 地元シンクタンクの“賭け”
6.メンター 三浦大紀さん 人をつなげる魔法
7.主催 島根県“過疎先進県”の意地
8.関係人口のつくり方

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

本格的な人口減少時代を迎えた日本。とりわけ地方での減少は深刻であり、2040年までに全国の市町村の約半数が「消滅」の危険性があるという、いわゆる「増田レポート」は社会に衝撃を与えた。だが、ここにきて新たな「人口」の考え方が登場してきた。「関係人口」である。地方に住んだり、交流や観光で滞在するだけでなく、関心を持ち、離れた場所にいても現地と何らかのかたちで関係性を持ち続ける人たちのことだ。関係人口がその地域の特産品を購入したり、振興のアイデアを出すことで地域は活性化しうる。本書では、総務省の研究会などでも注目される関係人口のコンセプトやその背景などを解説するとともに、関係人口を増やす取り組みの一つである、島根県と雑誌「ソトコト」のコラボによる「しまコトアカデミー」を詳しく紹介する。著者は島根県浜田市出身。山陰中央新報社で報道記者をした後、地方(島根)を拠点とする「ローカルジャーナリスト」として活動。

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