浅川 芳裕 著 | KKベストセラーズ(ベスト新書) | 318p | 852円(税別)

序.世界一刺激的な都市―カイロ
1.カイロ流交渉術の極意
2.世界最強の大学―カイロ大学
3.カイロ大学―混乱と闘争の源流
4.カイロ大建学者思想の申し子たち―ターハ、バンナ、ナセル、クトゥブ
5.カイロ大学―政治闘争と思想輸出の前線基地
6.カイロ大学留学のススメ
7.カイロ大学留学体験記

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

エジプトの首都カイロの都市圏内、ギーザにある「カイロ大学」は、1908年創立の国立総合大学だ。小池百合子東京都知事の出身校として、その名に聞き覚えがある人も多いだろう。アラブ・イスラム圏を代表する名門として知られるカイロ大学出身者には、ヤセル・アラファト、サダム・フセイン、アイマン・ザワヒリ(アルカイダ最高指導者)など、現代史上の重要人物が名を連ねている。本書では、学内で学生運動や政治闘争が絶えず、学風が「闘争と混乱」であるカイロ大学を、著者自身の留学経験も踏まえ、詳しく紹介。大学における“闘争”の歴史をたどるとともに、留学ガイド、著者の留学体験記などを含む内容となっている。著者は1974年生まれのジャーナリスト。カイロアメリカン大学、カイロ大学で学んだのち、アラブ諸国との版権ビジネス、ソニー中東・アフリカ市場専門官(UAEドバイ首長国、モロッコ王国カサブランカ駐在)、『農業ビジネス』編集長などを務めた。

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