原題:African IndependenceTukufu Zuberi 著 | Rowman & Littlefield Publishers | 220p

1.植民地主義からパン・アフリカ主義へ
2.植民地支配の終焉
3.冷戦時代のアフリカ
4.1994年4月以降

【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

かつては「暗黒大陸」とも呼ばれ、現代も「貧困と紛争の地域」という印象が拭えないアフリカ。54カ国で約12億5600万人の人口を抱えるこの大陸が、おそらく歴史上もっとも躍動していたのは第二次世界大戦後の15年ほどではなかろうか。アフリカの連携と解放を求める「パン・アフリカ主義」と、ヨーロッパ諸国による植民地支配からの独立運動が広がり、実際に次々と独立国家が誕生していった時期だからだ。そうした独立をめぐる一連のプロセスや、その後の冷戦下での動き、現代における難民の発生など、アフリカ独立は世界に大きな影響を及ぼしている。本書では、アフリカの近現代史を辿りつつ、アフリカと世界の関係とその意義を、ダイナミックに描き出している。著者はアメリカの社会学者でペンシルベニア大学アフリカ学教授。映像監督、作家としての顔もあり、監督を務めた本書と同タイトルのTVドキュメンタリーは数々の賞を受賞している。

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