鈴木 透 著 | 中央公論新社(中公新書) | 272p | 860円(税別)

序.スポーツの近代化とアメリカ
1.南北戦争と国技野球の誕生
2.科学的経営管理の手法とフットボールの「アメリカ化」
3.宗教・移民・バスケットボール
4.人種の壁への挑戦
5.女性解放とスポーツ
6.地域の公共財としてのスポーツ
7.資本主義下のスポーツ倫理
8.メディアが変えるスポーツ
9.アメリカの夢を支える搾取の構造
10.アメリカ型競技の孤立主義とパックス・アメリカーナ
11.記憶装置としてのスポーツイベント
12.トランプ現象とプロレス
終.スポーツ・アメリカ的創造力・近代社会


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

日本人選手の活躍で身近になった大リーグだが、アメリカではスポーツは、日本人の想像を超えた存在感を持つ。野球、アメリカンフットボール、バスケットボールなどのアメリカ生まれの競技理念を子細に検討してみると、そこにはアメリカ的価値観が刻み込まれているだけでなく、その発展過程からは、この国でスポーツが民主主義と資本主義の両立という目標と密接に関わってきたことがわかる。本書では、スポーツが差別の是正や地域の活性化などを先導する公共財としてアメリカで機能してきた様子と、一方ではそれがビジネスやメディアとも結びつきながら、ポスト冷戦時代の新たな社会状況を反映しつつある様子を分析。スポーツからアメリカという国の正体に迫るという、興味深い考察を行っている。著者は慶應義塾大学法学部教授で、アメリカ文化研究、現代アメリカ論を専攻。著書に『性と暴力のアメリカ』(中公新書)などがある。

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