松本 大介 著 | 筑摩書房 | 256p | 1,500円(税別)

1.さわや書店入社
2.本屋発のベストセラーの作り方
3.盛岡で本屋として働くこと
4.さわや書店の新規出店
5.〈さわや書店〉と〈本〉のこれから


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

岩手県盛岡市を中心に東北地方に11店舗(2018年3月現在)を構える書店チェーン「さわや書店」。2006年に同書店員の熱のこもった手書きPOPが外山滋比古著『思考の整理学』(ちくま文庫)のリバイバル大ヒットを生み出したことで全国的に注目され、2016年には清水潔著の『殺人犯はそこにいる』(新潮文庫)をあえて特製カバーをつけて表紙を隠したまま「文庫X」として販売し、反響を呼んだ。本書では、その『思考の整理学』のPOPの作者であり、現在さわや書店フェザン店店長を務める著者が、数々のエピソードを交えながら、「本屋」の仕事と日常、その裏側を語り尽くしている。ネット書店が攻勢を強める中、苦境にあることの多いリアル店舗の書店、とりわけ地方の書店が生き残り、読者に素晴らしい読書体験を提供するために、これから何をすればいいのか。軽妙な文体にのせて、その熱い思いを伝えている。著者は2001年にさわや書店に入社、2017年には「ORIORI produced by さわや書店」の立ち上げに携わった。現在は店長業務のかたわら、雑誌への寄稿や書評の執筆などでも活躍。

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