浪川 攻 著 | 講談社(講談社現代新書) | 203p | 800円(税別)

1.メガバンク「大量人員削減」の衝撃
2.激変する銀行員人生
3.米銀の現状に見る邦銀の未来
4.フィンテック時代の銀行


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

今、日本の銀行は、激変期を迎えている。人口減少をはじめとする社会の構造変化、日銀によるマイナス金利政策、フィンテック企業の台頭などの環境変化により、旧来のビジネスモデルでは生き残りが難しくなっているためである。そんな状況の中、2017年11月に3メガバンクグループ(三菱UFJ、みずほ、三井住友)はそれぞれ傘下の商業銀行における、大幅な業務量削減を含む改革構想を発表した。中でも三井住友フィナンシャルグループは、改革が先行する米国の銀行を参考に、リテール業務の大胆な改革を本格化することを宣言している。本書では、そういった銀行業界の現況を分析するとともに、この10年の米国の銀行界がどのような改革を行ってきたかを、複数の事例をもとに紹介。そして、日本の銀行における改革の行方と、銀行員のあり方、働き方がどのように変わっていくかを占っている。著者は金融分野を中心に取材・執筆を行う経済ジャーナリスト。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。