塚谷 泰生 著 | 筑摩書房(ちくま新書) | 272p | 860円(税別)

はじめに 今こそ巻き返しのチャンス
1.ヨーロッパ人の性格地図とそれぞれのビジネススタイル
2.日本人が見たヨーロッパビジネスの現実
3.ヨーロッパ人が見る日本と日本人
4.日本とヨーロッパのビジネス文化の違い
5.ヨーロッパで日本の輝きを取り戻す
6.ヨーロッパビジネスで成功する八つのポイント
おわりに 日欧EPAでビジネス環境が大きく変わる


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

海外市場の開拓というと、今ではアジアの新興国を真っ先に考えることが多いかもしれない。しかし、成熟市場で成長しないと思われているヨーロッパにも、2019年に発効が見込まれる「日欧EPA(経済連携協定)」が追い風になることもあり、大きなチャンスが眠っているといえるだろう。ところが、近年のヨーロッパ市場では中国などの進出が目覚ましい反面、日本の存在感がきわめて希薄になっているという。本書では、その原因の一つが日欧のビジネス文化の違いにあるとし、日本企業が見落としたり、軽視したりしがちなヨーロッパ特有の事情や商習慣、常識などを、著者の約30年にわたるヨーロッパでのビジネス経験をもとに解説。日本企業がヨーロッパで成功するためのヒントを提供している。著者は、デンマークの日商岩井(現・双日)北欧会社取締役を経て独立起業。現在は日本及びヨーロッパ大手企業のコンサルティングと、ヨーロッパ内にて日本食品の製造と開発を日本食品産業ヨーロッパ(株)で行っている。

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