山崎 明 著 | 講談社(講談社+α新書) | 224p | 880円(税別)

1.高くても欲しいと思わせるプレミアムブランド
2.ヨーロッパのプレミアムブランドはなぜ強い?
3.ブランド戦略がない? 日本ブランド
4.日本からプレミアムブランドを生み出せるのか
5.「日本」というブランドをプレミアムにしよう!


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「良いモノを作っているのに、売れない」というのは、近年の日本のメーカーに、分野を問わず共通する嘆きではないだろうか。その原因の一つには、ブランド戦略の不足があるようだ。「高品質低価格」にこだわるあまり欧州のプレミアムブランドに対抗できず、「低価格」の面では新興国に突き上げられているのが現状だ。本書では、欧州のプレミアムブランドがどのようなもので、いかにして構築されてきたかを解説。その上で、本格的にプレミアムブランド戦略に挑む自動車メーカーのマツダなどを例に、日本企業がターゲットを明確にしたブランディングを行うことで復活する道を探っている。さらに、個々の企業や製品だけでなく、日本製品そのものをプレミアム化するための方策も提言する。著者は、マーケティング/ブランディングコンサルタント。2017年に独立するまで、電通の戦略プランナーとしてトヨタ、レクサス、ソニー、BMW、MINIのマーケティング戦略やコミュニケーション戦略などに深く関わってきた。

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