ピーター・チャップマン 著 | 小澤 卓也/立川ジェームズ | ミネルヴァ書房 | 352p | 3,500円(税別)

1.人々の記憶から
2.死にゆく果実への嘆き
3.帝国の起源
4.独占企業
5.バナナマン
6.飼い慣らされた飛び地
7.バナナ共和国
8.その内部では
9.政変
10.「裏切り」
11.衰退と没落
12.闇の旧勢力
エピローグ ユナイテッド・フルーツの世界
解説 バナナが中米社会を変えた
 ――ユナイテッド・フルーツの歴史的動向をめぐって(小澤卓也)


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「バナナ」が中米諸国や米国の政治経済史に深く関わっているのをご存知だろうか。存在が知られていなかったバナナを大量生産作物に仕立て上げ、世界中の食卓に行き渡らせた巨大企業「ユナイテッド・フルーツ(現・チキータ)」の働きがあったからだ。本書では、世界初の本格的多国籍企業でもあったユナイテッド・フルーツの盛衰を軸に、同社創業の1899年前後から、衰退が始まった1980年代頃までの中米と米国の歴史を解きほぐしている。鉄道事業に付随する事業として始められたバナナ生産は中米諸国の政治や社会と深く結びつき、ユナイテッド・フルーツは紛争や侵攻にも直接関わるなど一企業を超えた巨大勢力として暗躍。しかし、1970年代にはバナナの疫病や天災による甚大な被害が続いたせいで経営が行き詰まり、トップの自殺を招く。同社の興亡の歴史は、現代のグローバリゼーションのあり方にも一石を投じるものといえるだろう。著者はBBCの中央アメリカ・メキシコ特派員としても知られる英国人ジャーナリスト。

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