上野 千鶴子 著 | 筑摩書房(ちくま新書) | 384p | 920円(税別)

はじめに 学問したいあなたへ
1.情報生産の前に
2.海図となる計画をつくる
3.理論も方法も使い方次第
4.情報を収集し分析する
5.アウトプットする
6.読者に届ける


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

現代のビジネスでは、業種や職種を問わず「情報」と向き合わなければならないはずだ。情報を活用し、成果に結びつけるには、情報を収集・分析し、新たな情報を「生産」する必要がある。それを効果的に行うにはどうすればいいのか。そのヒントは、社会科学系の学術研究における論文作成にあるようだ。本書では、東京大学をはじめとする高等教育機関で多数の学生(社会人学生を含む)を指導してきた社会学者の上野千鶴子氏が、情報を生産し発信する手法を、学生による論文など具体事例を多数交えながら解説。その手法とは、オリジナルな問いを立て、過去の研究に学び、一次データを収集し、それに分析を加え、アウトプットするまでの一連の過程である。著者は現在、東京大学名誉教授、NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学・ジェンダー研究の第一人者として知られ、『セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方』(岩波現代文庫)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)など多数の著書がある。

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