Blair Sheppard 著 | LID Publishing Ltd. | p20-23


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

トマ・ピケティ氏が『21世紀の資本』をフランスで上梓してから5年経つが、同書で分析された「格差」の問題は解決に向かうどころか、ますます深刻さを増している。今日の格差はさまざまな要因が絡み合う構造的な問題であり、解決にはパズルのような難しさがある。どこから手をつければいいのだろうか。本記事は、都市、地域、国内、世界という各レベルに存在する現代の貧富の格差には、20世紀にあった格差とは性質が異なる複雑な構造があることを指摘。このまま格差が解消されないことで社会にどのような問題が生じるのか論じるとともに、解決の足がかりになるアイデアを提示している。筆者は米国デューク大学フクアビジネススクールの名誉教授および名誉スクール長で、2012年からコンサルティングファームPwC(プライスウォーターハウスクーパース)の戦略およびリーダーシップ担当グローバルリーダーを務めている。

SERENDIP会員の方は本ダイジェストをこちらからお読みいただけます。