加藤 学 著 | 東洋書店新社 | 215p | 1,800円(税別)


1.あふれるビジネスチャンスと地政学リスク
2.ロシアをめぐる地政学とプーチンの「経済外交」
3.地政学から見る日露関係と極東開発
4.北極圏の地政学と日本のビジネスチャンス
5.ロシア経済制裁の真実
6.プーチン・ロシア最後の6年を占う


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

隣国・ロシアに対しネガティブな印象を持つ人は少なくないだろう。だが、ウラジーミル・プーチン大統領は、強硬外交にビジネス戦略による協調路線をミックスすることで、困難を極める地政学的環境を乗り切ろうとしている。その政治手法を知れば、今後の国際情勢とビジネスチャンスが見えてくるはずだ。本書では、ロシアをめぐる地政学に目配りしつつ、プーチンの「経済外交」が、国際情勢とビジネスをどうリンクさせているかを論じている。そしてそれを踏まえ、日本政府や日本企業がロシアとどのようにつきあい、互恵関係を結んでいくべきか、現状と今後の可能性を、プーチン大統領の期待と思惑を踏まえながら具体的に指摘する。著者は二度に渡り延べ8年、国際協力銀行(JBIC)モスクワ事務所駐在員としてロシアに在住。現在は、同行石油・天然ガス部第3ユニット長としてロシアCIS(独立国家共同体)、アフリカ諸国の資源開発、輸出案件等に従事している。

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