ティエン・ツォ/ゲイブ・ワイザート 著 | 桑野 順一郎 監訳 /御立 英史 訳 | ダイヤモンド社 | 360p | 1,800円(税別)

1.製品中心から顧客中心へ すべては顧客を知ることから始まる
2.小売業にまつわる誤解 古い「筋書き」を逆転させる
3.メディアの隆盛 新たな黄金時代の幕開け
4.飛行機、電車、自動車 サービスとしてのモビリティ
5.新聞・出版 かつて新聞を出していた会社
6.テクノロジー産業の復活 “魚”を飲み込め!
7.IoTと製造業の興亡 モノを売る時代は終わった
8.所有から利用へ あらゆるビジネスに広がる成長機会
9.企業がサブスクリプション・モデルを選択するとき
10.イノベーション 永遠のベータ版にとどまれ
11.マーケティング 4つのPが変わった
12.営業 8つの新しい成長戦略
13.ファイナンス 新しいビジネスモデルの構造
14.IT 製品ではなくサブスクライバーを中心に置く
15.組織にサブスクリプション文化を根づかせる


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

サブスクリプションの台頭が著しい。音楽配信のスポティファイ、動画配信のネットフリックス、ソフトウェア販売の「Office 365」といった、定期的に定額を支払うことでサービスを受けられる仕組みだ。これらが従来の「製品中心」を「顧客中心」に変える画期的なビジネスモデルとして注目されている。本書では、サブスクリプションを、単なる「月額課金制」ではなくビジネスモデルの大変革と捉える。それは、個々の顧客とダイレクトにつながり、その情報やウォンツおよびニーズをきめ細かく把握し対応しながら長期にわたるリレーションを築き収益化するという、これまでにない本当の意味での「顧客ファースト」を実現するものだからだ。その前提に立ち、豊富な事例を挙げながら、サブスクリプションの本質と可能性に迫るとともに、「企業は何をすればいいのか」を実践的に論じている。著者のティエン・ツォ氏は、サブスクリプション・モデルの導入を支援するSaaSプロバイダであるZuoraの創業者兼CEO。ゲイブ・ワイザート氏は、Zuoraが発行する『Subscribed』誌編集長。

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