岩田 健太郎 著 | KKベストセラーズ(ベスト新書) | 256p | 820円(税別)

1.インフルエンザはなぜ毎年流行するのか
2.感染症予防のウソ、ホント
3.抗生剤は有効か? 免疫力はどう上げる?
4.感染症の対策、どうなってるの?
5.深刻な感染症の問題


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

毎年、必ず流行する冬の代表的な感染症「インフルエンザ」。病院は患者であふれ、学級閉鎖、学校閉鎖も相次ぐ。社会的にもマイナスの要素が多いことも指摘される。だが、なぜインフルエンザ・ウイルスは毎冬、やってくるのだろうか。また、現状のワクチンや医薬の対策は正しいのだろうか。本書では、現状わかっている範囲内でのインフルエンザ流行の理由のほか、感染症にまつわる意外な真実などを、臨床医と研究者両方の立場から、わかりやすく解説している。インフルエンザの流行にはさまざまな理由が複合的に絡み合うが、冬以外にもウイルスは活動しており、グローバルに移動しているという説もあるようだ。著者は神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授、神戸大学都市安全研究センター教授。NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験し、亀田総合病院で感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任した。

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