橋本 五郎 著 | 青春出版社(青春新書インテリジェンス) | 192p | 920円(税別)

はじめに 強い政権には必ず優れたナンバー2がいた
1.政権を支える二つの大黒柱――官房長官と幹事長
2.「官房長官」という仕事
3.「幹事長」という仕事
4.諸外国との比較で見えてくること
終.人と組織を動かす人間に欠かせないもの
おわりに 政治は、人間のもっとも人間らしい行為である


【要旨】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

国内政治のニュースなどで、しばしば目にする「官房長官(内閣官房長官)」と「幹事長(自由民主党幹事長)」という二つの役職。いずれも総理大臣(自民党総裁)に次ぐナンバー2であるのは知られているが、具体的にどのような役割と権限を持っているかを、明確に説明できる人は少ないかもしれない。本書では、首相を補佐するとともに政権の土台を支える官房長官と幹事長、それぞれがどのようなポストなのか、内閣や省庁、党内でどのような役目を担い、権力を行使しているのか、などを解説。その上で、菅義偉氏、二階俊博氏、野中広務氏、後藤田正晴氏など歴代の両ポストについた“仕事師”たちのエピソードを紹介しつつ、政府や政党のみならず組織のナンバー2、参謀役としてあるべき姿、必要な資質や考え方などを考察している。著者は読売新聞特別編集委員。同社で論説委員、政治部長、編集局次長を歴任し、現在は読売新聞紙上で連載を持つほか、テレビの報道番組にもレギュラー出演している。

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